四国八十八箇所・てくてく編4−2

結果的に夜更かしになったのもあってスッキリ目が覚めず、布団の中でゴロゴロ。
朝飯前に参拝するプランはアッサリ没。
ゆっくり仕度して出発。
やっぱり足取りは重いが、川沿いの遍路道を淡々と歩く。

アップダウンが堪える気がするが、それでも1時間足らずで岩屋寺に到着。


参拝を済ませ、山越えで大宝寺方面に向かうべく登り始める・・・、が、脚が動かない。
大臀筋が痛いのは筋肉痛だろうから無視するとしても、左脚が全体的に痛いのはなんだろ?
山越えは無理と判断し、逼割行場まで行って、引き返す事にした。

県道まで降りて、朝と同じ道を戻るのもつまらないので県道を通る。
今日もいい天気。

だけど、歩みはますます遅くなる、古岩屋荘まで帰ってきたら11時。
流石にこのペースは予定外。
ここから先は殆ど昨日歩いた道なのでタクシーを呼ぶ事にし、大宝寺下の駐車場まで乗った。

相変わらず山全体が雰囲気のある寺だなあ。
納経所を済ませて荷物を担ごうと思ったら、少し先をヒョコヒョコ歩く物が。
タヌキだった、怪我してたのかな?すぐ逃げちゃったけど。
門前を下って行って国道に出て昼食にする。
Aコープの隣のうどん屋のおばちゃんに「ご苦労様」とか言われるが、
信心でやってる訳でもないので正直照れくさい。
寺とか町でもたまに「えらいねえ」とか声をかけられるが、対応に困る(笑)


ゆるやかに下る国道を歩いて行くが、スピードは普段の6,7割だろうか。
農祖峠への分かれ道まで来たが、峠を越える自信が無いので回避。
多少遠回りになるが、33号から380号へと国道を歩くルートを選ぶ。
本来は国道はつまんないし、足にも来るから嫌いなんだけど。
歩みはますます遅く、休憩も多くなり、完全にとぼとぼ歩き。
新真弓トンネルへの上りに差し掛かったあたりで、気分はもうギブ。
時間的にもそろそろ宿に遅くなる連絡を入れなきゃいけない。
って事で、ダメ元で歩きながらヒッチハイク(え〜〜〜〜っw)
車の通行量はかなり少ないが、バスもタクシーも無いんだからしゃーない。
音がしたら振り返って車種を見極めて、サムズアップ。
都合何台目か忘れたけど、行き過ぎて戻ってきましたよ!
荷台にモトクロッサーを積んだおにいちゃん、ありがとう。
仏木寺の近くに住んでて、この辺の友達の所に遊びに来てて帰るところだそうな。
あと2時間ほど歩くかなあ?と思ってたのが15分足らずで着きました。
心からお礼を言って降りる。
宿までの短い距離が最早苦痛。やっと到着。

流石に何とかしないとヤバイと思い、薬局は無いですかと女将さんに聞いたら、
TELして聞いて下さったが、開いてるどころか店じまいをしたとの事。
なら仕方ないと諦めていたら、出かけるついでに買って来させるからとの事。
ありがたくお願いした。
しかしこの宿、渋い。


乱暴に座ると揺れるほど足元ふわふわだけど、嫌いじゃないぜ。
風呂入って、メシ食って

買って来てもらったバンテリン塗ってて気がついた。
痛くない右ひざが腫れてる・・・押すと痛い。
明日はもっとヤバそうだが、帰る日だから距離的には短くしてある。
まあ何とかなるだろう。と、今日も結果的には夜更かし。


37336歩