四国八十八箇所・てくてく編1−2

今日もいい天気、若干気温は低目かな、ありがたい。
宿に簡単な朝食が付いてたので、それを食ってから出る。
やっぱり左足の小指が痛い。
ファミマで無印の靴下を買って履いてみると、若干楽になる。
やっぱりか。
「靴を買おうか」とも思ったが、店が開くまで待つのも嫌だし、
今日のとこは何とか我慢することにする。
タクシーで石手寺まで移動。
門前の用具屋で金剛杖とカバーを購入。


8:30ごろ門前を出発。
左手に持ったら、多少は足が楽?なのかなあ、多分気のせい。
服装は相変わらずだけど、杖を持ったら何かお遍路さんみたい?若干テンション上がってる?
脇道への入りが分からず、県道40号沿いをずっと歩く。
分かりやすい所で曲がり、少し登って五十番繁多寺に到着。
水曜どうでしょうを見てから、つい「ファンタジー」を思い出してしまう(笑)
相変わらず明るくていいお寺。アイスクリンに心惹かれるも出発。


車で回ったときも思ったけど、逆打ちで困るのは標識の類が少ない事。
殆どが順打ち用に付けられているので、見落とすことが多い。
ので「ここかな?」と思ったら順打ち方向から振り返っって確認。
んでも見落として、広い道を遠回り。歩きの人と二人ほどすれ違う。
四十九番浄土寺に到着。
駐車場に車が多い、バスは居ないけど。
参拝を済ませて納経所に行くと、やっぱり渋滞。
ぼーっと並んで立つ。二人の内お婆ちゃんの方に書いて欲しかったが、仕方ない。


代わりばえのしない道をあるいていたら、コースを外れていた。
わざわざ遠回りしなくてもいいかと、40号を歩く。
遍路らしい自転車に抜かれる。正直うらやましい、平地はチャリがいいなあ。
ぼやいていたら、四十八番西林寺に到着。
あら、大師堂が新しくなってる。


次までは少し距離があるので、重信川を渡った所のサークルKで休憩。
あんまり食欲は無かったので軽めに済ます。
札始大師堂に寄って、住宅地の中の道を歩いてたら、向こうからバスが来た。
違う道を通ってるつもりだったけど、ここが県道だったのか(笑)
別格九番文珠院に寄る。
別格二十番札所には初めて寄った。納経帳をめくられて「初めてですか?」と。
いいじゃん、途中からだって(笑)


車道から逸れて田んぼの中を通る。今日も稲刈り日和。

潰れたリゾート?の横を通って、四十七番八坂寺に到着。
道中少し曇ってたものの、またいい天気で、暑さと痛さもあってへばり気味。
まあ、あと一つだし次は近いから、と納経を済ませて門前で一礼していると、
小学生くらいの女の子が走って来て「お接待です」と、缶のお茶とみかんを差し出す。
そういえば、さっき本堂の辺りで、他の歩き遍路さんにも渡してたな。
「それと、これは私が作った地図です」と、手書きをコピーした遍路地図。
石手寺から太山寺までが色々細かく書いてある。凄っ、保存協会みたいだなあ。
遍路らしい格好をしていないせいか、車遍路の時は一回もお接待を受けたことがなかった。
今回も格好は相変わらずなので、別に期待もしていなかったが、杖効果かねえ。
突然の事に「どうもありがとう」と言うのが精一杯で、納め札を渡すのも忘れてたよ。
もっと色々話せれば良かったな。


元気を貰って歩き出す。じわ〜っと感激がくる。
次の四十六番浄瑠璃寺は、1キロも離れてない。
納経所の兄ちゃん(おいっ)と少し話す。
「今日は何処までですか?」「今日はここで終わりです」
とてもじゃないが、今から峠を越える元気は無い。
まだ14時過ぎだけど、終了。歩行距離、たぶん13.1キロ


今日の宿は予約してないし、今回は無理をせずに帰る事にした。
車道を戻ってたらバス停があったので、時刻表を見たら
松山市駅まで帰れるようだし、次のまで15分くらいだったので、乗る事にする。
我ながらノープランだなあ(笑)
森松で乗り換えて、松山市駅からは伊予鉄で高浜まで、
シャトルバスで観光港に着いたのは16時過ぎだった。
乗り物に乗ってる間に足が固まりだしてる(苦笑)
フェリーに乗ってる間に更に足は固まり、呉駅までの辛いこと。
あと、遍路が終わった後の移動時の杖は、ちょっと嫌なので、対策を考えよう。